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漫画家きむらひろきのブログ

大公開日誌

長い長いお仕事

久しぶりのちゃんと書くブログです。
長い長いお仕事にかかりきりだったため、ここではすっかりご無沙汰です。

最初にお話を頂いたのが昨年12月。物事が決まって動き出したのが今年2月。半年に及んだ書き下ろしの大きい仕事の、一応の〆切がやっと終わりました。
一応、というのは、原稿は上げたあとも調整や修正が必要になるので、まだ暫くはその仕事が残っているけれど、ひとまずは区切りがついたよ、という意味です。

自分は副業として、漫画専門学校の非常勤講師をふたつの学校で勤めているのですが、今年はよりによってその仕事量が偶々多いタイミングで。
そのため、月曜から木曜は学校で働き、金・土・日を原稿に費やす。それを半年間休みなくびっしりやる。
というスケジュールにしないと〆切に間に合わない、というハードなお仕事になったのでした。
なので、自分でもびっくりするくらい何処にも遊びに行ってないし、ゲームのコントローラーさえ握っていません。(我が家には既にXBOXONEまで導入されているというのに!(笑))
自分がもう少し若い頃で体力があって、目眩の病気などにもなってなかったら、睡眠を削って時間を作って、同時に遊びもこなせたんだろうなー、と思いますが、今の自分にはそれは無理な話。
ちょっと無理をして睡眠削ったり体力を使えば、あっという間に倒れて仕事の時間をロスします。
倒れずに決められた日時までに完走するために、やりたいことを我慢して、毎日決まったノルマで働き、必ず食事と睡眠を確保する。

なんというか、凄い精神鍛錬になりました。半年間。
出来るだけ何も考えないようにして毎日黙々とやってた覚えがあります。考えると自分を追いつめるので。
自分の足元にこう…少しだけ長い自分の影が前へ向かって伸びているのです、夕方の日差しに後ろからあてられてるみたいに。その影の先が触る部分を見ながら、一歩ずつ一歩ずつ歩いてく感じ。先ずあそこ。そのマンホールのフタまで。次はそこ。電柱の根元。
影の長さは大したこと無いので、道程がはかどってる感覚がありません。つい焦ってもっと飛ばさなくてはと思う。苛々して走りたくなる。けど、そこは堪えて、毎日決まった長さだけ落ち着いて歩いて進む。
それを半年繰り返したら、ちゃんと終わりました。

終わりました、なんてしらっと書くほど、あっさりしたものでは無かったのですが勿論。
それに、今回常々感じたことは、周囲で自分を支えてくれる人、認めてくれる人の存在の、ありがたさ。
温かい言葉を掛けてくれて、大丈夫って言ってくれて、ご飯を作ってくれて、出来るって信じてくれて、みなさんありがとう。
独りじゃ何も作れないですねえ、ほんと。独りじゃ駄目ですよ。
作家に孤独は必要だけど、独りぼっちじゃ駄目ですよ。


仕事の事も含めて、あれこれやらないといけない物がまだ沢山なんですが、とりあえずちょっとのんびりします。
先ずは、数ヶ月行くに行けなかった床屋に行って頭を刈ってこよう。



追記:このお仕事は、秋くらいには、何をやってたのかお知らせ出来るんじゃないかなと思います。
    興味のある方はしばらくお待ち下さい。
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  1. 2015年08月17日 08:18 |
  2. 日記